金勝アルプス

近江湖南アルプス

 2004年10月16日(土)、琵琶湖の南に位置する金勝(こんぜ)アルプスを歩く。リーダーの水野さん
以下13名による賑やかな山行であった。滝あり岩あり摩崖仏ありと変化に富み、ちょっとした岩登りや歴
史的文化遺産にも触れることが出来る充実したコースである。
9:00 JR草津駅からバスに乗り、30分ほどで上桐生に着く。近江湖南アルプス自然休養林として
整備されていて、キャンプ場などもある。
準備体操の後 9:50出発。途中せせらぎを渡りながら10:20に第1の目標点、「落ヶ滝」に着く。
水量が少なく期待はずれだったが、緑や茶に変色した岩肌が面白い。
10:50 岩場にさしかかる前に小休止をとる。下の花はそこに咲いていた。
10:58 岩場の登りに入る。難所にはロープが張ってあり、初心者にも登りやすい。
11:20 鶏冠山へ登る途中、(競馬の)栗東トレーニングセンターが見える。幾重もの長短のコースは、全国の競馬場に合わせてトレーニングするためのものらしい。
花崗岩の風化した岩肌は面白い地形を作る。その中を歩くと、異星探検をしているような雰囲気だ。
    
12:30 天狗岩の上で昼食。
13:10 耳岩より天狗岩を望む。
13:50 竜王山頂(604.7m)で記念撮影。
14:34 狛坂の摩崖仏。
近くにある金勝寺(こんしょうじ)は女人結界中にあったため、平安初期に別院として狛坂寺(こまさかでら)が
建てられた。寺は明治期に廃寺となったが、摩崖仏だけが残っている。ただし、摩崖仏は寺より古く、奈良時
代後期に新羅からの渡来工人によって作られたと考えられる。
この他にも山中のあちこちに小さな摩崖仏が点在していた。
15:36 オランダえん堤。(写真左)
明治22年(1889年)、オランダ人のヨハネス・ゲレーテ(写真右の像)によって作られた日本最古かつ現役の
割石積み堰堤。

 
15:50 出発点に帰着。上桐生よりバスにて帰途につく。


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