北八ヶ岳

****活動報告*****

 雪の八ヶ岳を5日かけて満喫してきた。前半は晴天に恵まれ赤岳、硫黄岳登頂、特に赤岳登頂の日は朝
 から完璧な晴天で頂上からはこれ以上望めないくらいのクリアーな眺望に感激した。後半2日間はずっと降雪
 で視界はなかったが北八ツの静かなシラビソの森を楽しむことができた。

  メンハ゛ー:高矢修司、藤原義弘(記録)

 3月19日~21日(3日間)アト゛ヘ゛ンチヤーカ゛イス゛の冬山講習会で八ヶ岳の硫黄岳、赤岳登頂
 3月21日後半~23日(2日間):個人山行、北八ツ(北横岳、縞枯山、茶臼岳)

 大阪から夜行列車、バスを乗り継いで美濃戸口に朝9時過ぎに到着(大阪から実に12時間かかった)
 ここでガイド2名と参加者10名集合。赤岳鉱泉へ向かう。前半は凍った林道をアイゼン装着なしで行く。
 何人もスッテンコロリン、キャーキャー言いながら歩く。美濃戸山荘で昼食(そば)後、北沢を行く。
 積雪量が増えてくる。快晴でまぶしい。サングラスをかける。何回か丸太橋を渡り急に前方が開け横岳の雪で
 おおわれた
 真っ白な岩壁が真っ青な空をバックに目の前にそそりたつ。威容に胸が高なる。






1日目: 3月18日(金) 21:43大阪発 ちくま
      3月19日(土)  4:00塩尻着/6:00塩尻発(JR中央本線) - 6:27茅野着/8:30茅野発(バス) -
                  9:19美濃戸口着 - 13:30赤岳鉱泉 (泊)
北沢を行く 横岳大同心、小同心
雪の壁が夕日で赤く染まった。はじめは薄いピンクから徐々に濃くなりオレンジが混ざる。
赤岳 横岳
2日目: 3月20日(日) 赤岳鉱泉~硫黄岳~赤岳鉱泉  (泊)
赤岳鉱泉出発 樹林越しに南アルプスが見えてくる
阿弥陀岳と南アルプス ガイドによる斜面のトラバース指導
赤岩の頭から硫黄岳頂上を望む 頂上の爆裂火口
頂上は強風のため積雪は少ない 若きガイド達
3日目: 3月21日(月) 赤岳鉱泉~赤岳~赤岳鉱泉~美濃戸口~(ハ゛ス)~蓼科のペンション泊
阿弥陀岳が朝日に輝いている。手前は行者小屋。
気温はマイナス12℃
アンザイレンして地蔵尾根を登る
赤岳頂上直下、富士山を望む 阿弥陀岳、右肩は御岳山
稜線は風が強い。風速10~15m/s以上か。時々風で身体が倒れそうになる。。時には匍匐前進体勢で。
転倒すれば100mくらいは滑落しそう。細心の注意をはらいながら歩く。
強風の赤岳頂上 赤岳頂上直下を行く。前方は富士山
赤岳頂上から・・・権現岳(手前)と南アルプス(遠景、右から仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳、北岳)
赤岳頂上からの北アルプスのパノラマ。穂高、槍が、白馬、五竜、鹿島槍が見える。
登頂を終えて(右から高矢、藤原)。バックは赤岳。 祝!登頂。
4日目:3月22日(火) (ヒ゜ラタスローフ゜ウェイ)~坪庭~北横岳~五辻~白駒池~麦草ヒュッテ(泊) 始発のローフ゜ウェイの中からは
     南アルプスが見えたが、北横岳の登りからは雪となり一日中風雪が続く。
風雪の北横岳頂上にて 五辻の雪原。コースの赤旗が頼り
白駒池。氷結した氷の上に雪原が広がる シラビソの森を行く
麦草ヒュッテに到着 麦草ヒュッテの食堂。宿泊者は2人だけ
5日目: 3月23日(水) 麦草ヒュッテ~縞枯山~茶臼山~ヒ゜ラタスローフ゜ウェイ~(ハ゛ス)~滝の湯~(ハ゛ス)~茅野
      16:00 茅野発(高速ハ゛ス) - 21:45大阪着
今日も2日続いての雪。昨日のルートを戻ろうと思ったが幸い踏み跡があったので稜線をゆく。
我々を先導してくれるかのように、カモシカの足跡が森の中に点々と続いている。・・・ 「かもしかの足跡辿りて雪の山」
麦草ヒュッテ出発 カモシカの足跡
最後は温泉で5日間の汗を流しました

今回の山行は南八ツと北八ツの両方を楽しめた、充実した大満足の5日間でした。
来年は山の会の皆さんと一緒に赤岳に登頂したいものです。         


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